経営成熟度の診断

診断の狙い

 経営診断の手法には様々なものが存在していますが、それはつまり企業経営を評価することの多面性や奥行きの深さを表していると思われます。古典的経営診断と言われている財務側面の診断では、ある一定の手法が確立されていると考えられますが、その他の経営機能(非財務的側面)については、標準的な手順や評価指標を設けることなどの定説化が困難であると思われています。
 経営診断サービスを提供する側には、対象企業の強み/弱みを的確に指摘し、課題に対する具体的な改善策を提示する責務があります。またそれは、企業・組織の目指している将来像と、周囲の経営環境に対する認識を踏まえたものでなければなりません。
 診断を受けた企業・組織側にとっては、診断結果が理解しやすいことが第一に求められます。またある経営者によっては、他企業と比べた場合の自社の特徴や、経営の成熟度にも関心があるかもしれません。また、診断した結果の「良い企業」とは何かについて、定義しておく必要を感じます。それは企業の経営目的によって左右されることは否めませんが、これを「長生きできる企業」と定義することにしました。長生きをするには周囲の環境変化に順応して、自分自身を変えていかなければなりません。この「長生き」を「持続可能な発展」というキーワードで表し、経営診断のコンセプトとしました。そのためには、話題性が近年高まっている「CSR=企業の社会的責任」に関する考え方を取り入れる必要性を感じました。

この診断の狙いを次に示します。


  ・診断が企業・組織の「持続可能な発展」に寄与すること
  ・企業・組織の「経営目的」を踏まえた診断体系であること
  ・「非財務的」な側面を主体とした診断ができること
  ・診断着眼点に「客観性」があること
  ・診断プロセスやアウトプットの様式が「標準化」されていること
  ・診断する側にとって診断作業が「容易」なこと
  ・診断のアウトプットが受診側企業にとって「わかりやすい」こと
  ・診断のアウトプットにより経営の成熟度を「定量的」に提示できること

 

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