経営理念・ビジョン・中期経営計画の必要性
まず「会社」というものについてですが、会社というものは、集まった人の能力も年齢も性別も考え方も人生観もそして集まった理由もバラバラです。そのままでは潰れるように出来ていると考えています。よく企業の倒産の原因として『販売不振=不況型』或いは『過剰投資=古傷型』を原因に挙げる経営者が大勢いますが、しかし、倒産の真の原因は『怠慢』にあります。会社の業績は判断力×実行力と言われています。実行無ければ成果は得られません。
景気に関係なく成長し高収益を上げていくには、まず経営理念・ビジョン・中期経営計画・経営戦略がハッキリし、それに基づいて年度方針から日々の行動までが徹底していることが重要です。バラバラの人をいかにまとめてゆくかが経営理念・ビジョン・中期経営計画であり、成果に直結するかどうかは、年度経営方針の徹底のやり方如何で決まります。
トップの考えていることを働く人の協力を得て達成するためには、経営理念・ビジョン・中期経営計画は、必須のものであり企業成長の原動力であると考えています。
私たちは、中期経営計画の立案とは、経営戦略の策定に他ならないと考えます。経営戦略は「経営戦略」と「経営革新」の2つに分類することができます。経営戦略は、「競争優位をいかに確立するか」というねらいがあります。競争優位を確立するためには、企業は独自性を発揮し、魅力ある企業をめざすことが不可欠です。
経営革新では、別名オペレーション戦略ともいわれています。経営革新は、オペレーションの効率を画期的に向上させることで、コスト面やスピード面などの競争力を高める戦略です。顧客価値経営やキャッシュフロー経営などは経営革新の一例です。経営戦略と経営革新は、車の両輪です。企業にとっては、どちらも必要不可欠です。
私たちは経営戦略策定においては、次のようなことを検討しなければならないと考えています。
・ 環境変化への対応
・ 成長する方向性の探索
・ 競争優位性の確保
・ 資源の有効配分と蓄積
私達の経営戦略策定サービス「戦略機会発見会議」は前記の検討事項を踏まえて、貴社の皆様と共に戦略策定の支援を行うプログラムです。プログラムの内容は次のとおりです。
将来ビジョン作成
・企業の使命
・企業として達成すべき姿
・競争要因の図式化
・競争要因別競合優位性の検討
・環境分析
・SWOT MATRIXの作成
・戦略項目の抽出
・主要戦略分野の策定
・主要戦略分野の概要策定
これらを約20時間(標準標準的な企業で企業で連続する2日間)を掛けて行います。
この会議を通して、貴社の事業領域・ポジションと整えるべきプラットフォームが明らかになり、中期的な経営課題が具体的命題として把握できます。それにより中期経営計画策定の骨格が定まり、具体的な計画事項に落とし込むことが可能となります。
さらに、この会議を通して会社の考えを社員の皆様に伝えることが出来ます。会議の進行につきましては貴社の社員の方に行っていただきますので、社員のリーダーとしての資質の向上にも寄与できるものと考えています。